Acronis True Image 11 Home によるバックアップ・復元

最新版のAcronis レビューは「Acronis True Image Home 2009」です。


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Image Home 2009)が発売されました。
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 OS丸ごとバックアップって時間がかかると思っていませんか? Acronis True Image は、ディスク使用量10GB程度なら、約10分でバックアップ可能です。 2回目以降の増分バックアップなら、1分程度でバックアップが終了します。

 必要なデータのみをコピーしてバックアップする場合と違って、OS丸ごとバックアップすれば、データの取り忘れもありません。 復元も、OS丸ごと復元することもできるし、個別のデータのみを復元することもできます。

 こんな便利な、Acronis True Image 11 Home の特徴、バックアップ・復元方法について解説します。

Acronis True Image 11 Home の特徴

 Acronis True Image 11 Home の特徴は、イメージバックアップ(OS丸ごとバックアップ)の性能の高さです。 バックアップ速度も速く、操作画面も分かりやすいです。 また、家庭用バックアップソフトの中では、トップシェアを誇っています。
 バージョン11になり、他のソフトを試しに使い、気にいらなかったら元に戻す「試用モード」や、データを復元できないように削除する機能もついています。

表:Acronis True Image 11 Home の特徴
メリット デメリット
イメージバックアップの性能(バックアップ速度、バックアップファイルのサイズ)が良い RAID構成には非対応
わかりやすい操作画面で復元も簡単
ファイル・フォルダ単位のバックアップも可能
(ただし、差分や増分バックアップは不可)
アプリケーションの設定や電子メール等のバックアップが可能
最大サイズや最大ファイル数を越えると、完全バックアップファイルと、最も古い差分バックアップファイルを結合することにより、ディスク容量を圧迫しない
他のソフトを試し、気に入らなかったらインストール前の状態に戻す「試用モード」がある
ハードディスクの全データや、ファイル・フォルダを、復元できないように削除できる

Acronis True Image 11 Home によるバックアップ方法

 バックアップの設定する前に、以下のようにバックアップロケーション(バックアップ先)を指定しておくと、後々便利です。


バックアップロケーションとは、あらかじめ指定しておいたバックアップ先のことです。 

バックアップロケーションを指定(作成)しておくと、下図のようにバックアップロケーションの最大サイズや、バックアップの最大数を指定することができます。この最大サイズ、最大数を越えると完全バックアップファイルと、最も古い増分バックアップファイルが結合され、最も古いバックアップファイルは削除されます。これによりディスク容量が足りなくなるのを防ぐことができます。


 ではAcronis True Image を使って、定期的に自動で実行されるバックアップの設定をしてみましょう。 バックアップの設定は、ウィザード形式で行います。 

まず、Acronis True Image 11 Homeのトップ画面で、『バックアップと復元』を選択します。 つぎに、『バックアップ』を選択します。

バックアップ元の選択

バックアップ元を選択します。 バックアップ元は以下の4種類から選ぶことができます。 OS丸ごとバックアップしたい場合は、『コンピュータのバックアップ』を選択します。 ファイルやフォルダを指定してバックアップしたいときは『ファイルのバックアップ』を選択します。 ブラウザやMicrosoft Officeなどの設定のバックアップをしたいときは、『アプリケーションの設定』を選択します。 Outlook Expressなどの電子メールやアドレス帳をバックアップしたいときは、『電子メール』を選択します。

 各バックアップ元は、さらに次のように、詳細に設定が可能です。

表:バックアップ元の詳細設定画面

【コンピュータの
バックアップ】

パーティションまたは、ディスク全体をバックアップすることができます。 また、システム情報だけをバックアップすることもできます。

【ファイルの
バックアップ】

ファイルまたはフォルダ単位でバックアップ元を選択できます。

【アプリケーションの設定】

ブラウザや、Microsoft Office製品の設定情報をバックアップすることができます。

【電子メール】

Outlook Expressなどの電子メールや、アドレス帳などをバックアップすることができます。

バックアップ先の選択

バックアップ先は、外付けハードディスク、LAN接続ハードディスク、DVD-R、MO等、さまざまな媒体へバックアップできます。 ここでは、事前に設定しておいたバックアップロケーションを指定します。

 Acronis True Image は、完全バックアップ(フルバックアップ)だけでなく、増分バックアップにも対応しています。 増分バックアップとは、前回のバックアップから更新されたデータのみバックアップする機能です。 また、増分バックアップを行った場合、復元するときに、過去のバックアップ日時を指定することもできます。 Acronisを使ったバックアップの場合、おすすめは増分バックアップです。

スケジュールの設定

バックアップロケーションが指定されていると、、スケジュール作成時に、完全バックアップ(フルバックアップ)を取り直すサイクルを指定できます。バックアップロケーションを作成するときに指定したしきい値を超えるまで、この動作を繰り返します。

 スケジュールは、『日単位』、『週単位』、『月単位』、『ログオン時』など、かなり柔軟に設定できます。

以下に、『日単位』を選択した場合の詳細設定画面を掲載します。


以上が、Acronis True Image 11 Home によるバックアップの設定方法です。

Acronis True Image 10 Home による復元方法

  復元するときは、ハードディスクが故障して交換した場合が多いと思います。そのため、ここでは、交換したばかりのハードディスクへ復元する方法について解説します。 購入したばかりのハードディスクでは、OSを起動することができません。 そのため、Acronis True Image のCD-ROMから別のOSで起動し、復元処理を実行します。 以下は、CD-ROMで起動後の画面です。 ここで、復元を選択してください。 尚、ダウンロード版を購入した際は、Acronisの画面から復元用CD-ROMをあらかじめ作成しておきます。

図:復元画面1

バックアップ イメージファイルの選択

 過去にバックアップしたイメージファイルを指定します。 Acronis True Imageは、NASや共有フォルダ上に保存してあるイメージファイルも選択することができます。

図:復元画面2

 次に、復元するパーティションまたは、ディスクを選択します。通常は、ディスクを選択して下さい。

図:復元画面3

復元先の選択

 復元先のハードディスクを指定します。 

図:復元画面4

 その他、細かいオプションがあれば選択します。たったこれだけで、OSからデータまですべて復元することが可能です。

 尚、今はOSごと復元する方法を紹介しましたが、特定のファイルやフォルダだけを復元することも可能です。 その場合は、イメージファイルを、Zドライブ等にマウントして、復元したいファイルを取り出します。

バックアップ先の検討

ハードディスクが故障したときのことを考えて、バックアップ先は、別の媒体にしたほうが良いです。 選択肢としては、USBメモリ、外付けハードディスク、DVD-RW、MOなど考えられますが、ディスク容量や価格を考慮すると、外付けハードディスクが良いでしょう。

外付けハードディスクは、高機能である必要はなく、安いもので構いません。 以下のような製品がおすすめです。

どの外付けハードディスクが良いかは、以下のようなサイトを参考にしてください。

USB外付けハードディスクの比較


Acronis True Image の おすすめ購入先

 購入時は、ポイントがつく楽天ダウンロードがおすすめです。 また、ダウンロード後は、復元時のために、リカバリ用CD-ROMを作成しておきましょう。。


Acronis True Image Home 2009 の購入 

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