ノートン セーブ&リストア 2.0によるバックアップ・復元

ノートン セーブ&リストア 2.0 によるバックアップ方法、復元方法について紹介します。

ノートン セーブ&リストア 2.0 の特徴

 ノートン セーブ&リストア 2.0 の最大の特徴は、柔軟な世代管理機能です。
 多くのバックアップソフトは、増分バックアップが可能です。増分バックアップを行う場合、最初の1回のみフルバックアップをとり、次のバックアップから増分バックアップをとることになります。しかし、定期的にフルバックアップを取り直し、古いバックアップファイルを消さないと、どんどんファイルが増えていってしまいます。大抵のバックアップソフトは、フルバックアップを取り直す機能がないのですが、ノートン セーブ&リストア 2.0は、その機能を持っています。
 残念な点は、ファイル・フォルダ単位でバックアップした場合、リストアがしにくいことです。通常であれば、エクスプローラ画面からファイルやフォルダを選択してリストアできますが、『ノートン セーブ&リストア 2.0』は、キーワード検索してファイルを探し、リストアしなければなりません。

表:ノートン セーブ&リストア 2.0 の特徴
メリット デメリット
増分バックアップをスケジュール設定している場合に、フルバックアップを定期的に取り直してくれる 『.Net Framework』が必要
古いバックアップフィアルを自動で削除してくれる ファイル・フォルダ単位でバックアップした場合、そのファイルをリストアしにくい。なぜなら、キーワードでファイルを検索してリストアしなければならず、フォルダごとリストアすることができない。
ファイル・フォルダ単位のバックアップも可能
(ただし、差分や増分バックアップは不可)
用語が難しい

ノートン セーブ&リストア 2.0 のバックアップ方法

 ノートン セーブ&リストア 2.0 のバックアップは、ウィザード形式で設定します。 以下に、『バックアップ元』、『バックアップ先』、『スケジュール』の設定方法を解説します。

バックアップ元の選択

バックアップ元を選択します。 バックアップ元は以下の2種類から選ぶことができます。 OSごとバックアップしたい場合は、『コンピュータのバックアップ』 を選択します。 ファイルやアプリケーションの設定を個別にバックアップしたい場合は、『選択したファイルとフォルダをバックアップ』 を選択します。

図:Nortonのバックアップ画面1

 各バックアップの対象の画像は、以下をご覧下さい。
 『コンピュータのバックアップ』 を選択時は、ハードディスクのドライブが表示されますので、バックアップしたいドライブを選択します。
 『選択したファイルとフォルダをバックアップ』 を選択時は、ファイルやフォルダを個別に選択します。また、ファイルの拡張子を指定してバックアップすることも可能です。 お気に入りに関してはIEのみバックアップ可能です。

表:バックアップの対象の各画像
図:Nortonのバックアップ画面2 図:Nortonのバックアップ画面3
コンピュータのバックアップ 選択したファイルと
フォルダをバックアップ

バックアップ先の選択

 バックアップ先は、外付けハードディスク、LAN接続ハードディスク、DVD-R、MO等、さまざまな媒体へバックアップできます。

図:Nortonのバックアップ画面4

 ノートン セーブ&リストア 2.0は、以下の2種類のバックアップ方法を選択できます。

 前者のバックアップ方法を行いたい場合は、以下の画面で、『リカバリポイントセット』 を選択します。 後者のバックアップ方法を行いたい場合は、『単体リカバリポイント』を選択します。

 リカバリポイントセットとは、フルバックアップと増分バックアップのセットです。 例えば、月曜日にフルバックアップ、火曜日〜日曜日までは増分バックアップをとるとします。 すると、月曜日から日曜日までいつの時点にでも復旧(リカバリ)することが可能です。 この月曜日から日曜日までのバックアップのセットを、リカバリポイントセットと呼びます。 尚、次の月曜日には再度フルバックアップをとるので、別のリカバリポイントセットが作成されます。

図:Nortonのバックアップ画面5

 バックアップを定期的にとると、バックアップファイルがどんどん増えていき、ディスク容量が足りなくなる恐れがあります。そのため、ノートン セーブ&リストア 2.0では、古いリカバリポイントセットを、削除する機能があります。 他のイメージバックアップソフトにはあまりない機能です。 以下の画像では、3つまでリカバリポイントセットを残すように設定されています。

図:Nortonのバックアップ画面6

スケジュールの選択

 どの程度の頻度でバックアップをとるか指定します。
 また、ここでは、新しいリカバリポイントセットを作成するタイミングを指定できます。 毎週月曜日にフルバックアップをとる場合、『毎週』を選択します。

図:Nortonのバックアップ画面7

ノートン セーブ&リストア 2.0 による復元方法

バックアップ イメージファイルの選択

 過去にバックアップしたイメージファイルを指定します。 OSが起動できる状態でしたら、リカバリできる日付が一覧表示されるので、どれかを指定してください。 パソコンを一度シャットダウンし、ノートン セーブ&リストア 2.0のCD-ROMから起動した場合は、『表示』の欄を『ファイル』にして、過去のバックアップファイルを選んでください。

図:Nortonの復元画面1

復元先の選択

 復元するハードディスクのパーティションを選択します。

図:Nortonのバックアップ画面2

 後は、復元が終了するのを待ってください。

ノートン セーブ&リストア 2.0 のおすすめ購入先

※ダウンロード後は、復元のCD-ROMを作成しましょう。


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