誤ってデータを消した場合のデータ復旧
市販のデータ復元ソフトで復旧可能
以下のように誤ってデータを消してしまった場合、市販のソフトでデータを復旧可能です。
- 誤ってファイルを削除してしまった
- 誤ってメールを削除してしまった
- 誤ってパーティションをフォーマットしてしまった
- ウィルスに感染してファイルが削除された
ただし、自分で誤ってデータを消してしまったのではなく、自然にフォルダやファイルにアクセスできなくなった場合は、復元できない可能性が高いです。 そういった場合は、「ハードディスク故障時のデータ復旧」をご覧下さい。
まずは、パソコンでの作業を中止する
誤ってデータを消してしまったときは、パソコン上での作業を直ちにやめてください。 誤ってデータを削除してしまった場合、パソコンのハードディスク内には、まだデータが残っています。 ただ単に、人からは見えないだけです。 しかし、他の作業を行うと、データを上書きしてしまう可能性があります。 上書きされてしまうとデータを復元できないため、できるだけ作業を中断して下さい。
市販ソフトの体験版でデータ復元テスト
まずは、削除してしまったファイルを復元できるか、市販ソフトの体験版を使ってテストしてみましょう。体験版は各社ホームページ上からダウンロードできますが、できれば別のパソコンからダウンロードします。なぜなら、ダウンロードの際に、ハードディスクに残っている削除したデータを、上書きしてしまう恐れがあるからです。別のパソコンがない場合は、マンガ喫茶等へ行って体験版をダウンロードしてくるか、市販のソフトを購入してしまいましょう。
また、体験版のソフトを使う際も、パソコンにインストールせず、プログラムファイル(CD-ROM)から直接起動します(下図参照)。 ソフトをインストールすると、先ほども述べたとおり、削除したデータを消してしまう恐れがあるためです。
データ復元ソフトの一覧
データ復元ソフトには、以下のようなものがあります。
- Superファイル復活3 コンプリート
- ファイナルデータ2007 特別復元版
- 完全復元Pro 2007
私のパソコンで削除されたファイルのスキャンを試したところ、僅差ですが、Superファイル復活3コンプリートが最も多く削除されたファイルを検出しました。 結果は、次の通りです。ただし、パソコンの環境によって検出されるファイル数は異なりますので、あくまで参考程度にご覧下さい。
- Superファイル復活3 コンプリート ・・・・ 19970個
- ファイナルデータ2007 特別復元版 ・・・・ 19347個
- 完全復元Pro 2007 ・・・・ 17800個