バックアップ方法
バックアップ方法は、大きく分けると『OSごとバックアップ(イメージバックアップ)』、『重要なデータのみバックアップ』 の2種類あると私は考えます。 それぞれ特徴があるため、この2つのバックアップを併用することをおすすめします。
OS丸ごとバックアップ(イメージバックアップ)する方法
OSもアプリケーションもデータも、ディスクの中身を丸ごとバックアップする方法です。 ハードディスクが故障した場合、新しいハードディスクへ交換後、すべて元の状態に戻すことが出来ます。
重要なデータのみバックアップする方法
重要なデータだけバックアップする方法です。 バックアップ先の容量は小さくなります。 ただし、ハードディスク故障時には、OSの再インストールや、アプリの再インストール、各種設定を行う必要があります。
2種類のバックアップ方法の比較
上で示した2種類のバックアップ方法を、表にして比較します。
OSごとバックアップ | 重要なデータのみバックアップ | |
---|---|---|
目的 | ハードディスク故障時の復旧 パッチを適用後の障害の復旧 セキュリティソフト等のバグによる障害の復旧 | ハードディスク故障時の復旧 誤ってファイルを削除してしまったときの復旧 |
手段 | OSごとバックアップ。 実際には、Cドライブ、Dドライブなど、ドライブ単位でイメージバックアップする。 | ファイルをコピ-(圧縮する場合もあり) |
メリット | ハードディスクが故障したとき、短時間で復旧できる。 | 重要なファイルのみ選択できるため、バックアップ時間が短く、バックアップ後のサイズも小さい。 |
デメリット | バックアップ時間が若干長く、バックアップ後のサイズが大きい | ハードディスクが故障したとき、OSやアプリのインストールや、各種設定は、自分でやり直す必要がある |